地域環境学の部屋総合地球環境学研究所
コロンビア川の環境アイコン



 ▲コロンビア川河口近くのCeder Creekで目撃したスチールヘッドの産卵床とペア。
 残念ながらメスが離れて産卵には至らなかった。(2011年2月19日撮影)

 
  • 2011年5月調査 Bonneville Dam

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    オレゴン州のBonneville Damはコロンビア川本流の最下流にある発電用ダム。1937年に運用を開始した。魚道や流下稚魚用のフィルターが整備されている。

  • 2011年5月調査 ダムを通過した魚の数

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    Bonneville Damの魚道を通過した魚の数。2010年の遡上数と過去10年間の平均が魚種ごとに表示されている。

  • 2011年5月調査 Bonneville Damの魚道

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    Bonneville Damの魚道。サケの遡上と稚魚の流下を助けるためのさまざまな工夫がみられる。

  • 2011年5月調査 稚魚トラップとマーキング作業

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    Touchet Riverの稚魚トラップと、マーキング作業のようす。サケ稚魚の成長と生残に関する詳細なモニタリングが、さまざまな仕組みで流域全体にわたって行われている。

  • 2011年5月調査 流下稚魚のフィルター

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    McNary Damに設置されている流下稚魚のフィルター。このような大規模なシステムを用いて、稚魚が発電用タービンに吸い込まれるのを防いでいる。

  • 2011年5月調査 稚魚陸送用の活魚トラック

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    McNary Damにおける捕獲稚魚陸送用の活魚トラック。ダムの稚魚用フィルターでえり分けた稚魚は、かつ漁船やトラックで複数のダムを回避して下流に運ばれ、再放流される。

  • 2011年5月調査 Salmon Safe認証ブドウ畑

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    Salmon Safeの認証を取得したワイン用ブドウ畑。農薬や水の使用などに配慮して、河川環境にやさしい農業を行っている。環境アイコンを活用して環境配慮による付加価値を高める仕組みによって、農業者もサケ科魚類の生息環境の再生に貢献している。

  • 2011年5月調査 スチールヘッドのマーキング作業

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    コロンビア川支流Yakima RiverのRosa Damにおける遡上したスチールヘッドのマーキングと計測作業。

  • 2011年5月調査 保全型孵化場の順化施設

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    Yakima River蒸留のCle Elum Supplementation and Research Facilityに付属するClark Flat Acclimation Site. 孵化場で育成された稚魚は、野生個体群の既知の産卵場に隣接した順化施設に移され、自然な形で「自発的に」放流される。これによって本来の産卵場に回帰することを促す。

  • McNaryダム

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    コロンビア川中流域、オレゴン州ユマティラにあるMcNary Dam。1957年に建造されたもので、主に発電用。サケの遡上を助ける魚道が整備され、流下稚魚を発電用タービンから迂回させるシステムも整っている。

  • 改修されたMill Creek

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    ワシントン州ワラワラ市内を流れるMill Creek。水路として徹底的に改修されている。郊外のMill Creekでは、自然再生事業が盛んに行われている。

  • センターピボット灌漑

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    コロンビア川流域は小麦の栽培がさかんで、大規模な灌漑システムが整備されている。これはセンター・ピボット灌漑の設備。このような大規模な集約農業によって大量の水がコロンビア川水系から取水されている。

  • South Fork Walla Walla River

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    コロンビア川の支流、ワラワラ川の上流。自然再生が行われた現場で、サケ科魚類の産卵に適した環境が再生されている。

  • Nursery Bridge付近

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    コロンビア川支流、ユマティラ川のNursery Bridgeにある小さな堰の上流部。小規模な堰にも魚道が設置され、サケ科魚類の溯上を助けている。上流には産卵に適した環境が広がっている。

  • CTUIR孵化場

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    ユマティラ川流域に広がる先住民特別保留地・Confederated Tribes of the Umatilla Indian Reservation (CTUIR)政府が所有するサケの採卵場。堰から魚道を遡上したサケの親魚を捕獲し、採卵する施設。受精卵はオレゴン州が運営する孵化場で育成されている。

  • native americanのサケ料理

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    ネイティブ・アメリカンの伝統的なサケ料理。サケはコロンビア川流域に住むネイティブアメリカンにとって単なる食品ではなく、文化と伝統のシンボルであり、生活の中で中心的な役割を果たす存在である。

  • 孵化場マーキング作業

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    オレゴン州のイリゴン孵化場での、スチールヘッド放流個体のマーキング作業。孵化場で生産された個体は、放流前に腹ビレを一枚切り落としてマーキングされる。釣り人は放流個体に限って捕獲して持ち帰ってよい規則になっている。

  • State Line 風力発電所

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    コロンビア川中流域、ワシントン州とオレゴン州の境界にあるStateline Wind Farm。186基の風車が稼働している。世界最大規模の風力発電所のひとつ。新エネルギーの普及に伴って、電力源としてのダムの重要性が相対的に変化していくかもしれない。

  • サケ稚魚流下用のパイプ

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    McNary Damに設置された、サケの流下稚魚を発電用タービンから迂回させるための装置の一部。タービンの直前でフィルターされた稚魚は、このパイプを通って処理室に送られ、計測され、マーキングを受ける。さらに活魚船で下流のダムまで運ばれ、次のダムも迂回して放流される。このような大規模な施設のおかげで、流下稚魚の生存率はきわめて高い。



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